あけましておめでとうございます。
社会人まであと少しのアシスタントアドバイザー、香田です。
立教大学観光学部4年生です。
さて本日のテーマは十字軍について!!!
世界史の人は必見です。
十字軍のポイントはそれぞれの遠征の特徴と影響です。
流れで覚えると覚えやすいと思います。
1071年セルジューク朝がイェルサレムを占領します。
ビザンツ帝国アレクシオス1世がローマ教皇に助けを求めたことがきっかけで
クレルモン宗教会議で十字軍の開始が決定。
当時のヨーロッパは農業の発達、人口増加、文化的嗜好の発達など
社会は安定しています。
東方貿易圏の拡大や領主が封建領土の拡大をねらい、十字軍が始まったと考えられます。
第1回遠征は1096年です。
イェルサレム奪還に成功します。
2回は1147年で失敗。
アイユーブ朝サラディンにイェルサレムを奪回されます。
3回は1189年で失敗。
リチャード1世(英)、フィリップ2世(仏)、フリードリヒ1世(皇帝)が参加した王様たちの十字軍です。
4回は1204年で失敗。
教皇インノケンティウス3世が提唱しましたが、ヴェネツィア商人の誘導で
コンスタンティノープルを占領します。
5回目で一時は聖地を回復しますが、6、7回も失敗し十字軍の拠点アッコンが陥落し、終了します。
影響はたくさんあります。
十字軍の失敗が多く、教皇権は衰退します。
そのため国王による中央集権化が始まります。
また遠征を重ねると、商業が発達し都市が発達。
貨幣経済の普及により主にイタリア都市の繁栄が見られます。
イスラム文化、ビザンツ文化が接し12世紀ルネサンスの完成。
十字軍のは子どもだけの少年十字軍というのもあったそうです。
聖地回復に必死だったのでしょう。
こう見ると十字軍のおかげでヨーロッパは文化的にも経済的にも
繁栄することができた!という見方もできます。
ますます面白いですね。