2020年1月2日木曜日

あけましておめでとうございます!

あけましておめでとうございます。
社会人まであと少しのアシスタントアドバイザー、香田です。
立教大学観光学部4年生です。



さて本日のテーマは十字軍について!!!
世界史の人は必見です。

十字軍のポイントはそれぞれの遠征の特徴と影響です。
流れで覚えると覚えやすいと思います。



1071年セルジューク朝がイェルサレムを占領します。
ビザンツ帝国アレクシオス1世がローマ教皇に助けを求めたことがきっかけで
クレルモン宗教会議で十字軍の開始が決定。

当時のヨーロッパは農業の発達、人口増加、文化的嗜好の発達など
社会は安定しています。
東方貿易圏の拡大や領主が封建領土の拡大をねらい、十字軍が始まったと考えられます。



第1回遠征は1096年です。
イェルサレム奪還に成功します。
2回は1147年で失敗。
アイユーブ朝サラディンにイェルサレムを奪回されます。
3回は1189年で失敗。
リチャード1世(英)、フィリップ2世(仏)、フリードリヒ1世(皇帝)が参加した王様たちの十字軍です。
4回は1204年で失敗。
教皇インノケンティウス3世が提唱しましたが、ヴェネツィア商人の誘導で
コンスタンティノープルを占領します。
5回目で一時は聖地を回復しますが、6、7回も失敗し十字軍の拠点アッコンが陥落し、終了します。



影響はたくさんあります。
十字軍の失敗が多く、教皇権は衰退します。
そのため国王による中央集権化が始まります。
また遠征を重ねると、商業が発達し都市が発達
貨幣経済の普及により主にイタリア都市の繁栄が見られます。
イスラム文化、ビザンツ文化が接し12世紀ルネサンスの完成。

十字軍のは子どもだけの少年十字軍というのもあったそうです。
聖地回復に必死だったのでしょう。


こう見ると十字軍のおかげでヨーロッパは文化的にも経済的にも
繁栄することができた!という見方もできます。
ますます面白いですね。