2020年1月5日日曜日

スパルタ教育の語源

アシスタントアドバイザーの香田です。
立教大学観光学部4年です。
さて、今回はスパルタについて書きたいと思います。
世界史受験の人は必見です。
 
スパルタとはドーリア人が建設した古代ギリシアのポリスの一つで
ペロポネソス戦争でアテネを破るほどの軍事力を持っていました。

スパルタには国家に対する忠誠心と厳しい兵役制度があったそうです。
男子は7歳で軍事訓練が始まり、服従、訓練、忍耐が叩き込まれ、
これが最強の軍人を作り上げた理由だと考えられています。
 
具体的には、当時の資料から
複数の少年が1日中ずっと鞭ではたかれ、
誰が一番耐えられるかを競っていたこともあったそうです。

中には訓練が過酷で厳しく死人が出るほどだったそうです。
スパルタ=厳しい、過酷という意味を象徴するようになり
現在では、厳しい教育のことをスパルタ教育という所以です。



スパルタには3つの階級がありました。
スパルタ人:市民権があり、スパルタ社会を支配した人たち
ペリオイコイ:市民権がないが、奴隷でもない人で主に商工業を担いました
ヘイロータイ:奴隷。農業など雑務をすべてをこなしました



スパルタ人は奴隷たちの殺害も許可されていて、反乱がないよう徹底的に支配しました。
また、臆病な男性が一番嫌われるそうですよ。
とにかく男は60歳まで兵士です。

そんなスパルタもレウクトラの戦いでテーベに負けると、ギリシアの覇権を失います。

古代の話なので真偽が分かりませんが、古代ギリシアの謎はとても興味深いです。