2020年1月2日木曜日

【For 日本史受験者】干支で年号計算

こんにちは。
アシスタントアドバイザーの小川です。
明治大学国際日本学部1年です。


ここ最近King Gnuをずっと聴いています。
Prayer XとDon't Stop the Clocksという曲がおすすめです。
勉強に疲れたときは、自分の好きな音楽を鑑賞して心を休めましょう。
 
今回は日本史の勉強に使えそうな十干・十二支を紹介します。
十二支はお馴染み「子、丑、寅、…」のアレですが
十干とは何ぞやというと
「甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸」の10の要素からなる集合のことを指します。
十干と十二支を組み合わせ、60通りに表したものを総称して「干支」といいます。
ちなみに2019年は「己亥(きがい)」の年で、2018年は「戊戌(ぼじゅつ)」の年です。
勘のいい方はお気づきかもしれませんが、この干支が年号を特定するのに役立ちます。
 
先に挙げた「戊戌」という言葉を聞いて
日本史選択者はもしかしたら『戊戌夢物語』を連想するかもしれません。
この戊戌が何を指しているのかというと
ずばり、刊行された年です。
教科書を見てみるとこの書は1838年に書かれたらしいのですが
果たして本当でしょうか?????ひょっとしたら、誤りかもしれません。
 
それでは、実際に調べてみましょう。
最近の戊戌の年は2018年でした。
干支は60年を周期として計算されるので、2018から60を引き算しまくりましょう。
3回引いたところで1838が出てきます。刊行された年と合致しますね。
教科書は嘘ではなかったです。
 
このほかにも「壬申」の乱、「庚午」年籍、「壬午」軍乱、「庚申」事変など
干支が用いられた用語がたくさんあります。
最後に十二支と十干を並べておくので、練習用に使ってみてください。
 
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 十干    甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸
 
 十二支   子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥
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