2019年11月25日月曜日

いろいろ使えるかも?構造主義とは

こんにちは。
アシスタントアドバイザーの小川です。
明治大学国際日本学部1年です。


僕は11月にマナビスで勤務する日が多いので、
ブログを書く回数も必然的に増えています。


さて、この前は実存主義を紹介しました。
今回はそれを批判する「構造主義」について書きます。
現代文でも出題されることもあるので、ぜひチェックしてみてください。




人間の理性によって事物を判断しようとする「合理主義」や
古代文学に戻って、人らしく生きようとする「ヒューマニズム」、
前回紹介した実存主義によって、人が主体となって動く考え方が主流になります。


実際に、欧米が世界の主体として解釈される一方で、
それ以外は未開の土地であるとみなされたり、
人間が環境破壊を推し進めたりと、中心的存在という特性が発見できます。


前回軽く紹介したハイデガーも、実はナチス支持者で、
彼のファシズム思想もこれと関係していると思われます。

そのような考え方があまねく中、文化人類学者のレヴィ=ストロースは
「あれ?この考え方、合ってなくない?」と気づきます。
そもそも文明は農耕→工業化という流れをもって発展します。


ゆえに、どの社会でも共通した発展の構造があるのだ、という考えが出てきてしまいました。
その考えのもと、ヨーロッパの文明が最先端にいると考えられると同時に
あの国はいまだに狩猟なんていうプロセスにいるよ、
なんて揶揄も起こったりすると彼は考えました。


「でも実際は社会独自の構造があるがために、洋風以外にも様々な発展の仕方があるんだ!
そして、人間は主体ではなく、構造の中にある何かによって縛られているんだ!」


というのがレヴィ=ストロースの主張です。

簡単に言うと、近代におけるヨーロッパ人の「常識」は偏見であったというということです。
同時に、人・文明・文化は環境(構造)に依存するということでもあります。



現代文において割と出るテーマなので、覚えておいて損はないです。
「実存主義」と比較されることもあり得るので、それも併せて覚えるといいかもしれません。


家では勉強できない人だけれど、マナビスなら集中してできる!
という考えも、実は構造主義のもと成っているかもしれませんね。


ということで
そうだ、今日もマナビス、行こう!!!


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