2020年10月14日水曜日

非接触式体温計の仕組み

こんにちは。アシスタントアドバイザーの大石です。慶應義塾大学理工学部3年です。最近銀座へ、群馬県の郷土料理の紐皮うどんを食べに行ったらとても美味しかったのでオススメします!

最近は情報発信の内容を色々考えていますが、何について書こうか迷っていたところ、たまたま横に校舎で使用している非接触式の体温計があったので、非接触式体温計の仕組みについて書きます。

最近コロナで何かと検温!検温!と体温を測らされます。その中でメジャーなものがこの非接触式体温計ですね。3秒とかからずに測定出来て便利です。
私の家には昭和の頃から使われている古い体温計がありますが、測定するまでに5分ぐらいかかります...。

さて、その仕組みについて書きたいと思います。
まずこの世に存在するすべての物体は、0K(絶対零度)の場合を除いて電磁波を放出しています。
この電磁波の波長や量はその物質の温度に比例して変化します。その中のひとつに赤外線というものがあります。
非接触式体温計ではその赤外線を測定し、その赤外線に応じて発生した電気信号を増幅した信号を温度に変換することで私たちは温度を知ることが出来るのです。

同じ原理を用いたものにサーモグラフィーがあります。テレビで人の顔が赤く塗られていたり、熱い物体が真っ白に色づけされているやつがそうです。

この現象は熱放射と言い、詳しくは熱力学で学ぶことが出来ます。私は昨年、慶應義塾で学びましたがあまり興味がわかなかったのでほとんど忘れてしまいました。。。
熱力学は車のエンジンや建築に欠かせない断熱材に関連しています。これらに興味がある人は是非調べてみてください。