2021年10月27日水曜日

天才の語学学習法「複文」

寒すぎてネックウォーマー出しました。
こんにちは、筑波大学理工情報生命学術院1年、草加校AAの月崎です。
 
突然ですが皆さん、関口存男(せきぐち つぎお)という人物をご存知でしょうか?
おそらくご存知でないでしょう。
ドイツ語学者で「不世出の語学の天才」とまで呼ばれるほど語学学習に秀でていました。
 
 
関口存男さんが語学の天才であったことを示すエピソードとしてこんなものがあります。
 
関口さんは1916年に上智大学に入学しますが、翌年の1917年には上智大学に籍を置きつつフランス語の語学学校に入学します。
この時点で関口さんはフランス語初心者であったわけですが...
その1年後、1918年2月に関口さんはそのフランス語の語学学校で教師になりました。
わずか1年で語学を習う側から教える側へ...
 
何度聞いても「何かの間違いでは?」と言いたくなるようなエピソードですよね。ノンフィクションです。
 
 
その関口さんが行っていた学習方法を知ることができれば...!
1年で語学マスターにはなれなくても、英語学習に役立ちますよね!
 
 
関口さんが行っていた学習方法は「複文」と呼ばれています。
ここで使われている複文とは、
「英語の文章を日本語訳し、その日本語訳を英訳してみる」というものです。
 
やってみましょう
 
Bob showed me some pictures painted by his uncle.
 
日本語訳:ボブは彼の叔父が描いたいくつかの絵を私に見せた。
 
ここまでが一般的な英語学習ですが、複文ではこの日本語訳をもとにもう一度英文を組み立てます。
元の英文を隠して日本語訳を頼りに英訳してみるのです。
 
これを繰り返すことで英文の正しい構造や訳すことへの能力がついていきます。
 
確かに時間のかかる学習方法ではありますが、効果は絶大です。
英語が苦手な方、得意だけどもっと伸ばしたい方、ぜひ試してみてください!