初めまして!
草加校AAの横山誉宗です。
主な担当科目は英語、数学、物理ですが、化学とか現古漢も受験では使ったので聞くことはできると思います。
出身は城北高校で、現在は慶應義塾大学大学院 電気電子の修士2年生です。
模試も受けはじめ、志望校について考えている人が多い時期かと思います。
前回は観光学部ということで今回は慶應大学理工学部について紹介します。
模試で志望校に慶應の理工を見た人の中には感じる人もいると思うのですが
「学門1~5ってなんだ?」
学科名まで記載されている大学がほとんどの中、慶應は学門1~5という意味不明な書き方をしています。
少なくとも私は受験のときに学門を把握してませんでした。
(模試の時はなんとなく学門1と学門5を選びました。学校の担任と面談した時に学門1と5が何系統か把握してなくて笑われましたが)
なぜこんな書き方をしているのかというと、慶應の理工では学門制という制度をとっています。
これは、入試の段階では勉強する系統を選択して、2年次に学科に分かれるということです。
これは、入試の段階では勉強する系統を選択して、2年次に学科に分かれるということです。
学門1:物理系
学門2:数学系
学門3:化学系
学門4:機械系
学門5:情報系
これって実質、学科分けだから二度手間じゃないか?
と思う人もいると思いますが・・・実は学門制は受験生にとっては良い制度なのです。
各学門から進学できる学科を下に書きます。
学門1 --> 物理学科・物理情報工学科・電子工学科・機械工学科
学門2 --> 数理科学科・管理工学科・情報工学科
学門3 --> 化学科・生命情報学科・物理情報工学科・応用化学科
学門4 --> 応用化学科・システムデザイン工学科・機械工学科・管理工学科
学門5 --> 生命情報学科・情報工学科・システムデザイン工学科・電子工学科
各学科の説明と内訳比率は省略します。気になる人は調べてください。
何が言いたいかというと、進路を決めるのを受験後に延長できるんです!
「学門は選ばないといけないし・・・そんなにメリットあるか?」って思うかもしれませんが実は2年次になる際に学門越えという制度があります。
「学門越えとは?」ということですが、そもそも異なる学門から同じ学科に入れるのはなぜか?
1年次の授業は共通科目が多いからです。(学門2と3は数学・化学に傾倒した科目あり)
ほぼ同じ授業受けてるなら本来学門3からいけない機械工学科を進学志望してもいけるはずですよね。
これがまさに学門越えです。
1年次にある程度優秀な成績をとっていると、本来自分の所属する学門からはいけない学科にも進学希望を出せます。
(ただし、許可が下りればですが)
(ただし、許可が下りればですが)
ここまで長々と書きましたが要するに
慶應の理工は入ってから道を決められるから、受かりそうな学門を選ぶべき
私自身は学門越えはしてないですが、友人の中には学門越えしている人もいました。
そもそも受験で自分の将来を明確化させることは容易ではないと思います。
(私は今でも将来を明確化できていません)
(私は今でも将来を明確化できていません)
大学に入ってから携わる分野を探すのも選択肢の一つかもしれませんね。
志望校を決めるべき時期にはふさわしくない言葉だったかもしれなかったですが、
だからこそ、この時期に確実な学力を身に着けて頂き、選択肢を広げてほしいと思います。
少しでもみなさんの力になりたいと思いますのでよろしくお願いします。
それではまた今度!